うっかり財布から落として転がっていった十円玉が、大きな不安を抱えながらも弱音は吐かずに目標へ向かうひたむきな姿勢と、辛さや苦しさを決して表面には出さずに明るい表情で進み続けることによって多くの人々に勇気や感動を与えながら、いくつもの紆余曲折を経てついに故郷への鉱山へと帰っていった
友達の彼女に自己アピールってどう書けばいいんだろうと質問されて、その子の首筋の痣を見ながらなんか適当なこと言ってた気がする
美しい富士を守る会が立てたと思われる看板の内容「東京で死ね」とか「自宅で死ね」の内容を、最近のトイレに書いてあるように「東京で死んでいただきありがとうございます」みたいにして効果が上がるか試してみたい
馴染みの声を掛けられて振り向いた先にいた見慣れた錠剤を持った女の子が「私知ってるよ!君がいつも飲んでるこれ、気分がよくなるお薬なんでしょ?」と言ったあと、僕が止めようと身を乗り出してその腕に触れる前に錠剤を飲み下してしまうのを、その喉の鳴る音や動きを瞬き一つせずに眺めていたい
もてはやされてたころは見向きもしなかった人のことを落ちこぼれて誰にも相手にされなくなってから思い出し、その相手を訪ねてあの頃はどうかしていたこれからは互い支え合おうと伝えるも唾を吐かれ追い返され、逃げるように辿り着いた線路に蹲って低い笑い声を出しながら電車が来るのを待つような最後



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