二十代の女性で、恋人がほしい人はケータイの着メロを「セーガー」にしておけばいいよ。さらに「あたし、あなたの着信音をセガのSEにしてるの」って言ってやれば大抵の男はイチコロだよ。
#twnovel 箱にしまっておいた思い出が飛び出したのだ。箱の、丁度左上、人間ならば心臓のあるあたりで血痕が滲む。上下左右に血が垂れると、まるでリボンみたいにしゃんとしてしまった。もはや、私の心は動かない。開けても当時の感覚は蘇らず、死んだ思い出をゴミの日に捨てるのも忍びない。
#twnovel この時世にも暗黒大陸では毎秒何十人もの死者が出ている。先進諸国は資金を集め、鉄道を作った。走る車の色は黒。もうもうと煙を吐いている。積んだ貨物は死者の山。先々で積んでは次々に炉へ投げ込む。その道は輪を描き、大陸中を回るのだ。死者は未だにちっとも減らないのだろう。
大阪の音楽団の件で、「文化を大事にしないとしっぺ返しが来る」云々の意見もあるけれど、四億使うんだったら完全実力主義にして欲しいですね。奨学金みたいに、実力あるけど金を稼げないやつだけが金をもらえる風にさ。文化って保存だけだと腐るんじゃないかな。
今日はいい体験をした。こども向けのお店の手伝いをしてたんだけど、子供が感動する瞬間を見て周囲の人間が感動したのである。もちろん、僕も感動した。大人になると失われる能力が、その子にあったのだ。
#twnovel 人気怪談作家Yに、恐怖の秘訣を聞いたことがある。「怖いもんを書くためには、それ以上に怖いもんを知る必要があるんだよ。タタリだの宇宙人だのより怖いもんをな」Yが自身の襟をまくると、首筋に浅黒の手形が現れる。「愛されてないって知ることが、一番の恐怖だぁ」Yが笑った。
かつての人々は、季節外れの寒い日がつづくあまり、もう二度と春が来ないと悩んだのかもしれない。そしてその度に訪れる春に感謝し、生きていたのかもしれない。
#twnovel 快楽を極めし未来においても、不幸な戦争は発生する。しかし、人道的配慮から兵士は非殺傷兵器を用いた。今となっては銃声に怯える兵はいない。生涯小麦が食べられなくなるガス、誓いの指輪が皮膚を焼くようになる雨が戦場を蹂躙する。かくして誰も死なない幸福戦争は長引いている。
#twnovel 地獄の窯にはまだ余裕があったが、気紛れな猫達は脱走を憶えた。生来、無頼な種であった彼らはついに生と死の垣根を渡ることに成功したのだ。見よ、今や地上は死せず、媚びず、憎まれぬ猫共が闊歩している。次第に膨れ上がる餌代に人々は悲鳴を上げ、やがてこの世が地獄の窯となる。
#twnobel ワイングラスに賽は投げられた。真っ赤な葡萄酒に、泡が浮く。博打は神の采配に委ねられているようで、その実、個々人の資質によって左右された。負ければ負けるほど、敗者の顔は赤く、世界が歪む。たとえ振るった賽がワイングラスから溢れようとも博徒の夜はさらに更けていくのだ。
@_p_p_m_ 得意技の前蹴りはフェイントだ。股、膝、二段階でしなるハイキックが鋭く空を切る。板張りの床が足裏の摩擦で鶯の鳴き声を上げる。両腕を構えて、腕全体で蹴りを受ける。重い衝撃が脳を揺さぶるが傷はない。ゆっくり戻る蹴り足に、小指の爪が二枚あることに気がついたのはその時だ。
#twnovel 神の御座す国へ届く塔を作ろう。信仰心を忘れた人々は、国を超えて力をあわせて建設に携わった。そして2050年、ついに悲願の起動エレベーターが完成した。神はその様に怒り、人々に罰を与えた。人の言葉は割れ、彼らは同じ星に住むことを諦めた。宇宙移民時代はかくして始まる。
ボーンズや4400のような、主人公達がある程度の規模の集団に属している場合、主人公達以外の活動も描写しないと組織がヘボく感じられるんだよね。その活動を血肉の通ったキャラクターに行わせることによって、組織という設定自体にも愛着を持たせられるのである。
Black、RX、アマゾン、スーパー1の変身ポーズをとる男なら娘をくれてやってもいい。再現率を高めようとして安易にライダーマンに走る奴はしばき倒す。555、Wの場合は嫁と相談。



影山影司













