なんでも浮薄で下劣なはやしかたでしか前に進めないのは、そういう民族性なのです。民族性を否定するのは、我々がなによりもたっとぶべき人間愛を、否定することにひとしいのではあるまいか。
深沢七郎は、今だとデビューしたてから中期くらいにかけてのものがよく読まれるんだろうけど、晩年に書かれたものには、そのころにはない成熟した温かみが感じられて、適当に開いたところをながめているだけで、とても心地がよいです。
深沢七郎の『みちのくの人形たち』があたらしく文庫で出ていたので買ってみた。ひとまず、荒川洋治の解説を読んですませたのだけど、これはとてもいい本だと思うな。
いろいろ聴きなおしているうちに、ムーンライダーズがどんなバンドだったのかなんとなくつかめることができたような気がします。もともと、はじめの一枚にすすめてもらった『青空百景』も、それがバンドの歴史のなかでどんな位置を占めるアルバムだったのか改めて納得することができたんじゃないかな。
文京区に住んでたころに、図書館でこつこつ借り出していたぶん、スタジオアルバムの三分の二くらいは手元にデータがあるのです。あのころはホントに借りたはしから聴き飛ばすという感じだったから、どれだけそれが自分のナカミを成長させることにつながったのか、はなはだこころもとないのだけど…。
アーカイブシリーズの『青空百景』を買ってみたので聴いてる。さっき二部にうつったところだけど、いい買いものしたな。
いいことというか、毒にも薬にもならないようなきれい事ごとを、きれい事だとわきまえて言ってるひとにまでいちいちいちゃもんつけるのは、どういうことかと思うな。
縮小されたのを見ると、どうもちょっときれいとは言いにくいアイコンだよなあ。特にそういうつもりがあったわけじゃないんだけど…
マンガは散文ほど論理を書くのに適さないという前提があるから、先鋭的なものはだいたい倫理を排除する方向に向かうでしょう。その条件で倫理を背負おうとしている作家をどうのこうのいうのは、フェアじゃないんじゃないかな。



kusaisiru






